YURA VISION 由良海運の今と未来

-私たちのスタンス-

モノが届く。

その当たり前を阻む要因は

至る所に転がっている。

スーパーには毎日新鮮な食品が並び、製造工場では原料が尽きることなく稼働し続けている。現代社会において、モノが届くのは当然のことです。ではその「当たり前」を「当たり前」たらしめているのは何か、考えたことはありますか。

 

たとえば移送中の振動による損傷など、貨物が遭遇しうるトラブルを想定し、未然に防ぐ策を練る人がいるからです。それでも防ぎきれない状況、たとえば船の入港を邪魔する悪天候。自然災害や戦争により閉ざされる海路や経由港。窮地に陥ってもなお、現状突破する最善策を模索する人がいるからです。

物流の需要が止まることはありませんが、物流自体は簡単に止まってしまいます。そこをどう切り抜けるかに思考を巡らせ、品質を保ち安全に運びきるという「当たり前」を日々刻々とつくり続けている。それが、私たち由良海運です。

 

 

 

 

思考するのは、予想外に遭遇した時だけではありません。私たちの仕事には定期的な案件も多く、つまりルーティン化しやすい仕事でもあります。気を抜けば思考停止したままの日々を繰り返す、そうなる可能性も大いにあるでしょう。

 

でも、私たちはそれを良しとしません。プランを見直せばより効率の良いルートを発見できるかもしれません。お客様の声を深堀りすれば、より細かなニーズにお応えする方法を提案できるかもしれません。今日より明日、明日より明後日と追求し続けるその思考で、より良い物流を自分の手で作り上げることができます。その思考こそが、由良海運の、社員一人ひとりの価値になるのです。

-未来に掲げるビジョン-

モノを運ぶ「だけ」から

次のステージへ。

納期もコストももちろん重要ですが、物流はもっと可能性に満ちています。たとえば余剰在庫問題を解決する、環境負荷を軽減する。モノを運ぶと共に、企業や社会が抱える課題も解決することができるのです。今、こうした「物流の付加価値」への注目が高まっています。

当社ももちろん注力しています。由良海運が提供する付加価値。そのひとつが「由良グループ」による課題解決力です。現在約20社のグループ会社を運営しており、各事業は海運や陸運といったいわゆる物流サービスだけにとどまりません。たとえばグループとして製造業・販売業などを展開し、「原料の加工や販売まで委託したい」といった 細かなニーズに「由良グループ」としてお応えしています。

 

当社には「〇〇の取扱量は日本一」「売上高日本一」といったわかりやすい特徴はありません。どちらかと言えば「細かすぎて伝わりづらいニッチなニーズ」に向き合ってきました。ニッチゆえに「これは難しい」「実現するのは無理だ」と思う瞬間もあります。しかしそう思った時こそ挑戦すべきことに変わるのです。実現できたとき、選ばれる理由が一つ増えたことになるからです。

こうして信頼を積み重ねてきましたが、まだ道半ば。「選ばれる理由」をもっと磨く。開拓する。オンリーワンを極めることが私たちのビジョンです。

 

 

それにはひらめきが不可欠です。ひらめきとは単なる思いつきではなく、考えて考えて、考え抜いた先に見えてくる、研ぎ澄まされた思考の産物です。思考で価値を運び、考え抜いた先のひらめきで舵を切るのです。数多ある物流の世界で選び続けていただくために、「だから由良海運にお任せしたい」、その理由を自ら創り出していきます。

-由良グループ紹介-

お客様のお困りごとに一つひとつ向き合いながら事業を拡充させてきました。ここでは由良グループ20社の事業を4つに分けて一挙ご紹介。物流の枠を超えたサービス展開をご覧ください。

 

遠く離れた地でも由良マインドを胸に奮闘する先輩社員をご紹介します。

T.M.

YURA KAIUN VIETNAM Co., LTD.

General Director

2002年入社

 

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由良海運ベトナム支社の設立から携わり、現在はホーチミンのオフィスで勤務しています。ここで一からネットワークを築き、ベトナムの物流市場を開拓してきました。

由良海運の社員として在籍しているのは私一人で、現地のベトナム人スタッフと共に卸売販売業や運送代理業を展開しています。近年、急速に成長しているベトナムですが、インフラなどはまだ発展途上。この段階からベトナムの物流に関われていることに、大いに興奮しています。この国で達成したい目標もまだ山ほどあります。これまで以上に力を入れて事業に取り組みたいと思っています。