YURA CHARACTER インタビュー01

細かすぎて気づけない違いに目を凝らし、今日も定時で帰ります!

H.S. 

現業部 由良埠頭事務所

2019年新卒入社

PROFILE

大学時代は海洋学部で学んだものの、就活は高校時代から付き合った奥さんと過ごすためのプライベート重視。「船員のようにガッポリ稼げないけど、(現業部では)残業・転勤ナシ」という言葉に惹かれて選んだ由良海運。海の男…ではなく、ファミリーパパを実現している。

残業が少ないという不純な動機で選びました。

就職先を選ぶ時、当時の彼女(今の奥さん)と将来について話したんです。彼女には『結婚しても働き続けたい』という意志がありました。そんな時、就活中のボクは由良海運の仕事についてこう聞いたのです。『ウチはバリバリ稼げないけど、現業部の若手社員だと残業や転勤は少ないから』と。これがボクには刺さりました。仕事モード全開じゃないけど、二人で働いて生活するなら、フツーに収入があって、自分の時間も確保できる。正直な選択理由です。

説明に偽りナシ。残業は月10時間未満。

実際に働いてみてホントに残業は少ない。月に10時間ぐらい?いや…そんなにないかも。早く帰れるので趣味の釣り道具のメンテも帰宅後にコツコツできます。トラックドライバーさんや荷役オペレーターさんとも釣りの話題で盛り上がれるんですよ。あと、子どもの出産にもちゃんと立ち会えたのは良かったですね。望み通り、プライベートの時間が確保できています。当番制で早出があるんですが、その時には日中に仕事が終わっちゃいます。

現業部とはオフィスワークにあらず。

入出荷の現場を仕切っていく現業部は、エアコンの効いたオフィスの中で1日中パソコンに向かっている仕事とは正反対です。これも気に入ってます。大学時代にラグビー部だったんですが、外で活動する心地よさが好きなのでこの環境の方がむしろ嬉しかったりします。とはいえ、真夏の暑い日は覚悟しないといけませんが…。

え?そこ?注意すべきポイントは細部に…。

仕事はダンドリ良くこなせないと一人前とは言えません。船が入港する時間、リフトの作業効率、スムーズな入出庫ができるための倉庫配置、トラックの台数、どれも細かく確認しなければミスが起きます。作業が遅れます。何気なくボーッとしていると細かいところを見落としてしまいます。見るべきポイントは「え?そんなところ?」と思うような意外なところにあるんです。

リフト作業は人によって違うこともある。

漫然と過ごしていたら、いつもと同じ光景の小さな変化を見逃すようなことばかりです。たとえば、今日のリフトオペレーターさんは誰か、です。人によって効率の良いやり方が違います。作業標準化も人間の特性まではマニュアル化できません。それをボクらが気づくのが大事です。そしてトラックの形状。ウイング車といって荷台が羽根のように開くタイプがあります。アレだとフォークリフトの積み込み方が変わるんです。

効率重視だけだと見落とす大事なこと。

あるいは珪砂などの原料はどう積み込むか。クレーン?ショベル車?と考える際に、効率だけ考えててもダメなんですよ。丁寧に積み込まないとダンプカーに傷を付けちゃったりするケースがあるんです。そういうノウハウも実体験で知っていく。すると現場のスタッフさんたちからも『アイツはわかってる』って信頼度が上がっていく。同じような日々のちょっとしたことに視点を注ぐのって大事なんですよ。

同じやり方が通用しない時にこそ。

最初はもう何がなんだかわからない状態ですよ。見てるだけ。でもそれを繰り返すうちに、あれ?どうしてこのやり方にしてるんだろう?なぜここに配置するんだろう?と気付けるようになる。 似たような作業でも、貨物によってこう違うのか!って発見があるんです。出荷の時でも「前この積み方で詰めたから」って、次もうまくいくとは限りません。ほんのちょっと違う“何か”に気づくのがホント大事です。

仕事も釣りも深い理解でできる絆。

仕事に慣れてくると、最初の頃はキンチョーして話せなかったオペレーターさんとかドライバーさんとも、だんだん仲良くなれるんです。で、年に何回かみんなでゴハンに行くんです。釣りの話で盛り上がれるんですよ。「あそこのポイントで80cmのブリが釣れた」とか「◎$%&@の仕掛けはいいぞ!」なんてかなりマニアックな話題です。もちろん、そんな時は家に定時じゃ帰れませんが‥‥。