社長挨拶

由良海運代表挨拶

  弊社は、昭和16年4月の創業以来、第二次世界大戦から伊勢湾台風、為替の変動相場制への移行、オイルショック、急激な円高、バブル崩壊、近年ではリーマンショック等々、これまで幾多の試練や荒波を乗り越え80有余年、堅実に硝子、陶磁器、耐火物等の窯業原料及び化学品を主とした国内外貨物の物流を担い現在に至りましたことは、ひとえにお客様の永きに亘るご支援、ご愛顧の賜物と心から深く感謝申し上げる次第です。

 

  さて、弊社は時代の変化とともに質量両面で高度化・多様化する物流ニーズに対し、常に営業面の充実、合理的な荷役機械、輸送機器、設備の増強を積極的に進めて参りました。現在、弥富埠頭に名古屋港で唯一大量のバラ貨物を短時間で積み卸し作業が可能な水平引込式アンローダーを設置した専用私設岸壁(由良埠頭)、名古屋港周辺に約180,000㎡に及ぶ倉庫、荷捌き場を擁し、近代的な輸送荷役機械と合理的な作業方法で大量の貨物を安全かつ迅速に処理しております。

 

  近年では、特殊な貨物を除き、輸出入貨物の物流形態が一般在来船貨物からコンテナ船貨物に移行する中、原料のみならず多品種の国内外貨物を取り扱うべく、由良埠頭の隣接地に3階建てのコンテナ専用多目的倉庫(1999年3月)、コンテナ小口混載貨物専用の倉庫(2003年10月)、弥富流通センター(2006年4月)、鍋田流通センター(2011年10月)と着々と倉庫を新増設して参りました。また、由良グループの基幹会社である由良陸運㈱、由良船舶㈱、由良機船㈱等々の関連会社と提携し、国内貨物はもとより、輸出入貨物を海陸一貫して輸送できるシステムを構築するとともに、東南アジアにおける原料国、加工国、消費国と二国間から多国間へと物流が多様化する中、ドアツードアの海陸国際一貫複合輸送、小口混載貨物を取り扱うエージェントとしてフォワーダー(混載業)のマリーン・エキスプレス㈱を2010年に設立し、東南アジア各国との物流に臨機対応し、多種多様な貨物のオペレーションが可能となる体制の確立を目指して努力を重ねて参りました。

 
  基本に忠実でありつつ、時代とともに進化する物流のニーズに即応するため、現状に満足することなく絶えず創意と工夫を凝らし、「由良グループに任せておけば安心」とお客様に信頼される総合物流業者として、また多分野で連携可能なビジネスパートナーとして、来るべき新たなる時代に向かい、これからも一歩一歩あゆみ続け、飛躍・邁進して参る所存です。

 

  物流全般について要望、お悩みを抱えている皆様、是非ご一報下さい。由良グループ各社の総力を結集し、必ずやお役に立てるものと確信を致しております。

 

  今後とも倍旧のご指導、ご叱声を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長
寺岡洋一